正確な起源は不明ですが、みかん類とオレンジ類の交雑種といわれており、明治時代に山口県萩市で発見され、その後、愛媛県で本格的に栽培がスタートし、地名の「伊予(愛媛)」をとって「伊予柑」と名付けられた柑橘です。
爽やかな香りと味わいが特徴で、果汁が多く含まれているのも魅力。キャッチフレーズの「愛媛のいよかん、いい予感」は有名で、合格祈願の贈り物として使われることもあります。伊予柑には最初に山口県で実生として発見された「普通伊予柑」、愛媛県で枝変わりによる進化を遂げた「宮内伊予柑」、「大谷伊予柑」、「勝山伊予柑」などの品種があり、愛媛県の伊予柑のほとんどが「宮内伊予柑」です。
袋は厚めなので、一つずつ剥いて食べるのが一般的です。愛媛県は日本一の伊予柑の産地で、全国約90% のシェアを誇っています。(平成26年産)
