愛媛県は温州みかんに中晩柑類(不知火やポンカンなど)を加えた、柑橘類の収穫量・品目量ともに、全国一の柑橘王国です。
交配種の誕生までには10年以上の年月を要すると言われていますが、近年ではみかんとオレンジの交雑種であるタンゴール類の代表的品種の「清見」から、数多くの交配種が誕生しています。
その中でも、「紅まどんな(愛媛果試28号)」や、「甘平」などは愛媛県で誕生したオリジナルの新品種で、県内でのみ生産されている稀少な柑橘です。
それぞれの柑橘の「家系」をたどっていくことで、柑橘のかたちや色、味、香り、食感などの特徴が受け継がれていることがなんとなく見えてくるかと思います。
皆さんのお気に入りのみかんをぜひ見つけてみてください。
